お酒とおつまみがあれば最高の語らい場所になる‥。穏やかな酔いを引き出してくれる日本酒の良さを、じっくりと味わえる時間は心の癒しであり、贅沢な瞬間でもあります。
差しつ差されつ酌み交わせる友の存在を有り難く感じながら、今宵も日本酒タイムを始めたいと思います。
引き続き十和田湖のキャンプ場より、ゆったりとした気分でお送りいたします。
2本目のパートナーは、秋田県湯沢市にある秋田銘醸株式会社の純米ふなおろしです!
原料米:あきたこまち100% 精米歩合:麹米65% 掛米70% アルコール分:17度以上18度未満 日本酒度±0 酸度1.8 アミノ酸度1.7。
独特のパッケージが目を惹きますよね。何だろうと思い、湯沢市のホームページにお邪魔してみると有形民俗文化財の湯沢凧の図柄であることが分かりました。
目が大きいという意味のまなぐ凧をモチーフにされていたんですね。ちなみに、凧の操作を自由自在に扱える安定感と骨組みやつり糸の簡単さが湯沢凧の特徴なんです。久々に河原で凧揚げしたいなぁ。とふと童心にかえってしまいました。しみじみ。
そんな秋田銘醸さんの地域愛を感じながら、青唐 味噌ひめたけをつまみに乾杯です。
根曲がり竹ともいわれる姫竹はアクが少ないのが特徴で、孟宗竹に比べると細身の可愛らしい姿です。筍の細いもの?と思っていましたがササの若芽なんですね。東北地方や北海道をはじめ、山陰地方や信越などでも食されているようです。
昔、勤めていた料亭のお品書きにも根曲がり竹の焼き物が出てきました。「月山の山深いところに山人が命懸けで取りに行く。」と女将さんが説明されていましたので、高級品なんだというイメージがあります。
山人の姿を想像し、私もいつか行ってみたい!と今でも思っております。(酒のつまみを求めて)
そんな山人に感謝と思いを馳せつつ、手軽な味噌ひめたけと日本酒を合わせたいと思います。
まずは常温です。口に含むと柔らかな酸を感じ、生原酒の余韻を心地よく残してくれます。優しい甘味が水の良さを感じさせる一杯です。
そしてぬる燗!キリッとした酸がまろやかさを纏い、米の旨味を充分に感じさせてくれる心地の良さ。青唐のピリッとした辛さと味噌のコクと上手に交わってくれます。はぁあ〜。と呼吸も落ち着く相性となりました。
もちろん、イカの炙り焼きとも抜群の好相性を発揮する旨さ凝縮の一本でした!
相変わらずの赤提灯を連想させる秋田のお酒たち。最高ですね。
今日も美味しく頂戴しました。ご馳走様でした!
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